子供はプログラミングを習得できるのか?新しいことを学ぶときは挫折も想定する必要がある
プログラミング学習は難しい
最近、子供にプログラミングを学習させたり、社会人向けのスクールでプログラミングを始める人が増えています。
結果的にプログラミングできる人口は増えているようですが、やはり挫折する人も多く、下記の記事のように挫折しない方法が頻繁に議論されています。
この記事は、環境構築が最初のハードルになるので、初心者が最初に学ぶ言語は「身近に教えてくれる人がいる言語」という提案がされています。
これは説得力があり、初心者はこの考えでよいと思います。
学習者の目的と環境
プログラミング学習は、その人の目的や環境によって学習方法が変わります。
例えば、
1.趣味で始めたいという人
2.親に習わされる子供
3.業務でプログラミングをする会社員
4.エンジニアになりたい人、エンジニアとして転職したい人
などがいます。
1と2は、あまり深刻にならずに楽しめる範囲でプログラミング学習すればよいと思います。
親も子供が興味を持てなければ、プログラミングに拘らず好きなことを学習させたほうが子供の可能性が広がるでしょう。
3の人は、身近にプログラマーがいる場合が多いので、学習しやすい環境と明確な目的があるので習得できる可能性は高そうです。
4の人が今増えていて、この人達がプログラミング学習の大変さを実感しているのではないでしょうか。
プログラマーに憧れる人、収入を増やしたい人が、プログラミングを学習して就職・転職を目指しているようです。
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プログラミング学習ブームの背景と現実
プログラマーに憧れる人で「プログラミングできる人=頭がいい人」と考える人がいるのですが、これは正しくありません。
頭がいい人はどの業種にもいますし、頭の良くないプログラマーも存在します。
また、プログラミングスクールや派遣業者がプログラマーが高収入であるという甘いことを宣伝していますが、鵜呑みにしないでください。
一部の優秀で経験豊かなプログラマーは高収入を得ることはできますが、経験の浅いプログラマーの大多数が非正規雇用やブラック企業しか就職していません。
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適性の見極めが必要
初心者の場合は、本当にプログラミングをやりたいのか分からないことが多いです。
有名なアプリの開発や成功した起業家のイメージが一部のマスコミで取り上げられていますが、実際は地味な下請け業務だったり、低賃金で長時間労働の中小企業で働いたりする人が多いです。
そのような環境で働く場合は、プログラミングの適性がないと精神的な負担が大きくなります。
プログラマーに固執しないほうがいい
プログラマーに転職したい人でプログラミングが楽しめない場合は、楽しめないことを仕事にすることは、人生の貴重な時間を浪費することになります。
世の中には多種多様な仕事があり、自分の能力が発揮できる仕事を選んだほうがよいでしょう。
スクールにお金を払ったとしても、適性がないと判断したらプログラマーに固執しないで他の仕事を探すことを検討してください。
無理やり我慢してプログラマーとして就職しても、その会社の同僚にも悪い影響を与える可能性もあることも考えたほうが良いでしょう。
まとめ
プログラミング以外でも、英会話、楽器、スポーツ、投資など新しい技術を学ぶときは挫折する可能性は常にあります。
挫折は恥ずかしいことではなく、事前に想定をして自分の適性がないと判断したら早く別の選択肢を検討するのが良いでしょう。
技術を学ぶときは、適性や環境以外にもその成長過程を楽しめるかが重要になります。
どんな技術でも終わりはなく常に学習を続けることになるので、挫折しそうなときも楽しめるようなものを選ぶことが大切です。
他人の甘い言葉や憧れに惑わされないで、自分の貴重なキャリアを真剣に考えて新しいスキルを学ぶことが必要でしょう。