40代独身男の答えのない日々の本音

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40代で無職になったおっさんが本音を語る

"あぶない"刑事というより"めちゃくちゃな"刑事。だがそれが面白い!

あぶない刑事

アマゾンプライムの宣伝をしたいわけではないのですが、最近はプライム会員が観れる映画をよく観ています。

この「あぶない刑事」がめちゃくちゃ面白いです。

もう30年以上前に放送された刑事ドラマですが、「相棒」や「踊る大捜査線」とは全く違うドラマです。

上司の命令無視、令状なしの捜査、ノーヘルでのバイク追跡、拳銃打ちまくり、という初期こち亀のようなコミカルな刑事ドラマです。

テレビも映画もほぼ一話完結型で、分かりやすく言えば水戸黄門のようなシンプルな勧善懲悪のストーリーです。

上司やエリート幹部の命令を無視して問題になるが、最後は犯人を逮捕して一件落着となり、おちゃらけたギャグで終わります。

あぶない刑事

あぶない刑事

 

 

もっともあぶない刑事
 

 

またまたあぶない刑事
 

 

はまり役の刑事コンビ

今となっては大ベテランの俳優の舘ひろし柴田恭兵の演技が素晴らしいです。

普段はおちゃらけて問題ばかり起こしているが、正義感が強くていざという時は頼りになるという漫画的なキャラクターを上手く演じています。

時より失敗をしたり、女性に騙されたり、カッコよさと親しみやすさがあって、知らぬ間に彼らを応援したくなります。

他にも、浅野温子仲村トオルベンガル木の実ナナといった個性的な脇役が、コミカルな役を演じて話を盛り上げてくれます。

 

銃撃戦がスゴイ

日本の刑事ドラマなのに、ハリウッド映画なみに銃撃戦があります。

民間人がいるところで発砲したり、スーパーマーケットで発砲したり、マシンガン相手に発砲したり、とにかく現実の日本の刑事ではありえないくらいの銃撃戦が展開されます。

ちなみに、この銃撃戦では相手がマシンガンやショットガンを使ったとしても、この二人にはめったに命中しないというご都合主義の銃撃戦です。

また、犯人の額に銃口を突きつけたり、人質を取られていても銃撃したり、あぶない行為どころか職権濫用といわれてもしかたない行為を当然のようにしています。

 

横浜の風景が素晴らしい

ほとんどが横浜の中心部で撮影されていて、昔の横浜の風景が見られます。

特に、山下公園本牧、中華街などの横浜の風情を伝える景色が随所に見られるので、昔のエキゾチックな魅力を持つ横浜を楽しめます。

 

やっぱり刑事はカッコいい

このドラマの最大の魅力は、刑事をカッコよいものとして見せていることです。

分かりやすい悪役を恐れず追いつめて、意地悪いエリートに対しても媚びない姿がかっこよすぎて惚れ惚れします。

憎らしい相手は遠慮なく殴り、カーチェイスで犯人を追いつめていく展開は本当に爽快感があります。

近年の、警察組織の矛盾や息苦しさを描いた現実路線の警察ドラマと違い、正義のヒーローとしての刑事を描いた本作は最高のエンターテイメント作品です。

 

まとめ

少し古さというか昭和の時代を感じさせますが、それはマイナス要素ではありません。

このハチャメチャなキャラクターの舞台として勢いのあった時代が、この作品の面白いものにしています。

難しいことを考えずに楽しめる素晴らしい刑事ドラマなので是非チェックしてみてください。