40代独身男の答えのない日々の本音

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40代で無職になったおっさんが本音を語る

補償問題はどうする?会社の存続をかけたDeNAの対応

盗用で利益を上げた罪は非常に重い

DeNAがキュレーションサイトに盗用した記事や写真をつかって莫大な利益を上げた事件がありました。

現在もサイトは閉鎖されたままで、上層部による謝罪会見も行われました。

しかし、まだ実態は調査中で被害者への対応も始まったばかりのようです。

www.news24.jp

 

被害者への不十分な対応

約74万7000件の記事で著作権法上の複製権侵害のおそれがあり、それに対して被害者への対応が始まっています。

盗用画像3点に対して迷惑料という名目で、5000円の支払いという非常に低い補償額になっています。

仮に画像1点に対して1000円の補償としても、74万件では7億4000万円という額にもなるため、DeNAにとって非常に大きな損害となります。

しかし、それ以上の利益を盗用によって多大な利益を上げていたという事実をもって重くみて被害者に誠実な対応をするべきでしょう。

www.buzzfeed.com

会社の存続を賭けた対応

DeNAは2013年以降は経常利益が減少し、2016年は159億1700万円になっています。

そのため、被害者への補償額が高額になると会社自体の存続が危うくなる可能性があります。

例えば、画像1点に対して1万円の補償では74万件では74億円となり、2016年の当期純利益である67億5900万円を超えてしまいます。

社会的な立場を考えると被害者へ誠実な対応をすべきですが、実情はそれをすると会社の存続ができなくなる可能性があります。

brave-answer.jp

 

まとめ

おそらく過去の実例から考えると、DeNAは被害者の希望額に対して低額の補償金を支払うことを選択するでしょう。

しかし、今回の事件の悪質さを考えるとDeNAは被害者に対してもっと誠実に対応し、金銭的な補償が難しければ自社サービスの優待割引なども検討すべきでしょう。

もしDeNAが一方的に補償を決めてしまうなら、被害者は集団訴訟を起こして事件の重大性をDeNAに認識させることが必要です。

DeNA自社よりも被害者の利益を優先し、謝罪と反省の言葉が本当にこれからのDeNAの企業理念であることを願います。

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