アフリカ内戦時の極限状態での勇気ある行動を描いた傑作
アフリカの実情
アフリカ大陸には50以上の国があり、その多くの国は政情が不安定であったり、貧困に苦しんでいたりします。
歴史的な問題もあり、政治的・経済的に発展途上な国も多いのですが、日本ではその詳細の情報はあまり知られていないようです。
ルワンダの悲劇
ルワンダ共和国ではツチ族とフツ族という民族間で対立がありました。
1994年にフツ族の大統領が暗殺されたことを契機に、フツ族過激派によって50万人から100万人のツチ族とフツ族穏健派が虐殺されました。
この映画は、実話をもとに自分の家族と1000人以上の避難民をホテルに匿い虐殺から守った勇気ある男性の物語です。
極限状態の恐怖
虐殺が始まると今までの暮らしが一変し、隣人が殺されても武器を持った過激派に対しては何もできません。
警察や軍隊もしばらくは救助活動ができないため、過激派から身を隠したり交渉することで生き延びるしかありませんでした。
そのいつ殺されるかわからない恐怖と緊張感が、この映画では生々しく描かれていて画面から目が離せなくなります。
強い心を持ち人を救う勇気
主人公は最初は家族を守ることを考えていましたが、自分のホテルに避難してきた多くの人を救うために必死に行動します。
極限状態で自らの命も危険に晒してまで避難民を救おうとする勇気は、人間の強さと正義感の素晴らしさを考えさせられます。
まとめ
現在の日本ではこれほどの極限状態での民族闘争や内戦は想像することができませんが、世界では未だに内戦が日常的に続いています。
こういった素晴らしい作品を観ることで、平和のありがたさや命の大切さを考えることが大切でしょう。