40代独身男の答えのない日々の本音

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40代で無職になったおっさんが本音を語る

紅白歌合戦もそろそろ終わらせたら

誰のための番組なのか

今年で67回目の紅白歌合戦が放送されます。

毎年、誰が出場するかを大々的に扱います。

問題は出場者の選出方法です。

実力主義でも人気優先でもなく、NHKと芸能事務所のつながりや一部の有力者の一存で選出されるからです。

今年は和田アキ子が落選したとか、SMAPが辞退したことが話題になりました。

私は両者とも興味がありませんが、これは誰の意向が反映されているのでしょうか?

現在、紅白歌合戦の出場者に大きな関心を持っている視聴者がどれくらいいるのでしょうか?

マスコミが大々的に扱いますが、実際には大した出来事とは思っていない人が大多数だと私は思っています。

www.nhk.or.jp

音楽番組として

そもそも音楽番組として、公平な基準もなく演歌歌手、アイドル、バンドと節操なく選出されています。

番組の趣旨に賛同できず辞退するアーティストも以前から話題になっていましたが、確かに良質な音楽を伝える番組ではないことは明白です。

現在は良質の音楽はテレビではなくインターネットからを探すことができます。

NHK民法と違うところは、スポンサーがいないので視聴率至上主義ではない番組を制作するという大義名分(というか建前)があります。

本当に素晴らしい音楽番組を制作したいのなら、しがらみや視聴率よりも音楽そのものを優先した番組を制作するべきでしょう。

権威主義的な芸能界はつまらない

優れた音楽や歌手が主役のはずなのに、紅白出場者という肩書がアーティストを権威主義的な存在に見せてしまうのも本当に残念です。

本来、アーティストは実力主義で反権威主義であるからこそ人に感動を与えられます。

事務所の圧力で勝ち取った出場では本人もファンも喜べないはずです。

今はこの構造が多くの人に知れ渡っているので、紅白出場という肩書に価値がなくなっています。

公平(に見えていた)な競争を勝ち抜いたからこその権威が、権力者に支配されている構造によって価値がなくなりました。

 

時代にあった音楽番組を観たい

もはや、演歌歌手とアイドルが同じ番組に出演する番組は無理があります。

AKBやジャニーズのファンで演歌に興味がある人はほぼいないことは明白です。

演歌歌手は演歌歌手のための歌合戦をすれば良いのでないでしょうか?

人気のアイドルと一緒の番組に出て、ついでに観てもらうという「おこぼれをもらう」ような発想は、あまりにも目先のことしか考えていません。

演歌歌手は演歌歌手の業界で盛り上がる仕組みを考えることでしか、音楽業界の問題は解決しないはずです。

紅白歌合戦が現在の音楽業界にはあっていないことは明白です。

「昔から変わらないから良いんだよ」という理由で変化を拒む人もいますが、受信料を徴収しているNHKであるならば、それが大多数の意見であることを証明することが誠意のある対応のはずです。

今後もこの番組を継続するなら、視聴者の望む歌番組がどのようなものか徹底的に議論することが必要です。

 

まとめ

年末だから紅白を観るという文化は 、毎年廃れていっているのは確実です。

しかし、NHKがこの番組を根本的に改革して、人気を回復させようとしているとも思えません。

視聴者から見捨てられて終わるよりは、(今でも惜しむ人がいるか疑問ですが)惜しまれるうちに終わらせるのが賢明な選択でしょう。

ここ数年の大晦日は、そんなことをずっと考えています。

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