ナチス占領下で前向きに生きる強さを描く感動作「ライフ・イズ・ビューティフル」
第二次世界大戦時のユダヤ人への迫害
現在も世界中では民族間の紛争や内戦があり、罪のない一般市民が巻き込まれて命を奪われています。
第二次世界大戦のときは、多くのユダヤ人が迫害をうけ大量に虐殺されています。
この映画は、その悲惨な状況のなかで強く生きるユダヤ系イタリア人家族を美しく描く感動作です。
子供を思う父親の愛情
家族はユダヤ系という理由で強制労働施設に送られてしまいます。
そこで父親は、絶望と死の恐怖に満ちた収容所で幼い息子がおびえないように嘘をつきます。
収容所での生活はゲームで、うまく生き抜いて過ごせば戦車がもらえるというものです。
それが本当にゲームであるかのように、父親は明るく振る舞い息子を心配させないようにします。
自分の命が危機に晒されていても息子のことを思い、恐怖を隠し明るく前向きな姿を息子に見せる強さは勇気を与えられます。
主演のロベルト・ベニーニの名演
主演のロベルト・ベニーニは日本では知名度はありませんが、この作品では監督・脚本・出演をこなす才能のある俳優です。
親しみやすく人間味のあるキャラクターを明るく時にはコミカルに演じ、戦争の悲惨さとのギャップが人生の美しさと切なさを表現されています。
まとめ
この映画を最高の作品とする人も多いくらいの傑作なので、これからもこの映画は語り継がれるでしょう。
人の強さや愛情を描かれた人間ドラマが好きな人は絶対に観てください。