デルタ航空のオーバーブッキング! 本質は乗客の軽視?
デルタ航空のオーバーブッキングトラブル
2017年4月にユナイテッド航空の国内線で、オーバーブッキングで乗客への暴力的な行為での引きずりおろしで問題になりました。
今回はデルタ航空でオーバーブッキングによるトラブルが発生しました。
問題になったのは、降機を拒否したときに乗務員が「これは連邦法違反で、あなたと妻は収監され、子どもたちは里子に出されることになる」と言っていたことでした。
これを撮影した動画が拡散され、デルタ航空はこの件に関して謝罪をしました。
差別騒動が起きたばかり
デルタ航空では最近も乗客とのトラブルがあり話題になっていました。
このときはオーバーブッキングではなく、乗客と機長との間で機内のルールに関して行き違いがあり、乗客が降ろされFBIの取り調べを受ける事態になりました。
この事件は被害者が黒人女性ということもあり人種差別問題にも発展しましたが、デルタ航空が誠実ではない対応が問題視されました。
乗客の軽視
今回の騒動では、降ろされた乗客が自分でホテルを手配し、翌日にユナイテッド機に乗るため2000ドル(約22万円)を支払いました。
乗務員がこの乗客を連邦法違反と言って脅迫して強制的に機内から追い出したうえに、デルタ航空側で宿泊費も別便のチケットも提供していませんでした。
これは乗務員と航空会社が権力を持ち乗客を蔑ろにしている企業体質だと言わざるを得ません。
まとめ
オーバーブッキングは本来は航空会社のミスであり、乗客の意見を尊重したうえで解決されるべきでしょう。
オーバーブッキングの問題だけでなく航空会社は乗客の信頼関係を失うような姿勢を改め、反省を形だけで終わらせない努力が必要です。