40代独身男の答えのない日々の本音

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40代で無職になったおっさんが本音を語る

IT企業でレベルの低い下請け開発者が生まれる背景

下請け現場でのレベルの低いプログラマー

下請け開発の現場でレベルの低いプログラマーが多く存在する問題が話題になっています。

私もITエンジニアとして働いていた経験から、これには共感することも多く引用させていただきました。

この記事を読んで思ったのは、この記事を書いた人は凄く優秀で真面目な方だと思いました。

社会に出ると、レベルの低い人、平気で嘘をつく人、他人を陥れる人がたくさんいることに気付きます。

IT企業でのプログラミングの現場でも、同様な人が多数存在しました。

そういう人と一緒に仕事をしるときは、優秀かつ真面目な人は問題を解決しようとして問題を追及したりして消耗してしまいます。

私の経験上、こういった人達に改善を促しても無駄な労力になる場合がほとんどです。

相手のレベルが低いことを前提に自分がどう対応するかを考えることが現実的な対処方法なのでしょう。

ただ、このレベルが低い下請け開発者が生まれる背景に、構造上の問題があるのでそれについて言及したいと思います。

uxlayman.hatenablog.com

プログラミング自体が簡単ではない

プログラマーは適性が重要で、適性のない人は何年たってもプログラミング技術はあまり向上しません。

私も何人かに指導をしたことがありますが、習得できるまでの時間は個人差が大きくて、実際に挫折してプログラミングを諦める人もたくさんいました。

もし、知識も適性もないままに開発者としてのキャリアを重ねてしまうと、30~40代のレベルの低い開発者になってしまいます。

こうした開発者は、プロジェクトをたらい回しにされて、下請けの開発に派遣されるようになり、教育される機会を与えられないまま年齢だけ重ねていきます。

こういう人は早期の転職をしたほうがよいのですが、現実には会社に居座っているようです。

 

性善説的な考えは通用しないことが多い

世の中には、「向上心のない人」、「手抜きをしたい人」、「嘘でごまかそうとする人」「自分の利益と保身しか考えない人」で溢れています。

本来、模範となるべき立場の人達にもこういった人がたくさんいます。

政治家が私欲のために天下りの裏工作をしたり、教師や教育委員会が保身のために生徒のいじめや学校の問題を隠蔽したりすることが話題になっています。

もちろん素晴らしい政治家や教師も多く存在しますが、現実は報道されているより多くの問題のある政治家や教師がいるのでしょう。

生産的な組織を機能させるには、性善説的で自浄作用を期待せず、優秀な人への優遇措置や問題を犯した人への懲罰を与える仕組みによって管理することが必要となります。

 

悪徳プログラミングスクールと悪徳中間業者

卒業者に就職の保証をするプログラミングスクールは、数カ月の学習しかしていない現場経験のない素人同然の人を開発に現場に送ります

数カ月の学習のみで就職できるところは零細企業や非正規の人材派遣会社がほとんどでしょう。

こういった現場はたいてい人材派遣会社によって紹介され、人材を育成するような環境がありません。

こういった現実があっても、甘い言葉に騙されて安易にプログラマーを目指す人が増加しているのも、レベルが低い開発者を産み出す一因となっています。

 

まとめ

開発現場に限らず世の中には、怠惰で無責任な人はたくさんいます。

真面目で責任感が強い人は、そういう人たちを改善させようとしたり、責任を感じたりしてしまいます。

現実的には、こういった状況は(特に下請け開発の現場では)変わらないでしょう。

こういう下請け現場のある会社から転職できればよいのですが、それができないなら相手には期待せず、ストレスを最小限にできる方法を考えるべきでしょう。

優秀で真面目な人が損をするのは本当にもったいないので、他の人の責任まで背負ったり、誰かと争ったりすることは避けながら働きましょう。

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