労働環境を画一化してはいけない
残業は減らす努力は必要
発達障害は集中力が不安定なので、「残業禁止」されると不利になるという記事に多く人からの反響があり、私もブログで言及しました。
筆者の意見はとても論理的で、この意見を尊重するべきだと感じました。
ただ、やはり残業することを前提の労働は基本的には是正されるべきものなので、別の解決方法を見出していくことが必要でしょう。
発達障害者を評価することの難しさ
発達障害にも程度や症状に差異があり、人によっては与えられた職務を果たすことが難しいと感じる人もいるようです。
突出した集中力を発揮できる発達障害者もいる一方で、限定的な集中力しか出せない人もいるため、単純に残業時間を議論することは意味がありません。
ただ、やはり労働時間と結果は労働者の収入に大きく影響するため、不利な評価方法での収入低下を懸念する人がいるのも事実です。
原則は必要
理想論としては、残業をなくして、発達障害者の働きやすい環境と適切な評価システムを企業が提供することです。
現実的にこれを今すぐに実現できる企業は日本には少ないと思います。
ただ、実現できないからといって現状の労働環境を放置することの弊害を考えると新しいシステムを導入するべきでしょう。
つまり、残業時間の削減による労働環境改善は、現状の問題を解決するために最低限の原則として必要です。
まとめ
発達障害者に限らず労働の成果を適切に評価するのは難しいことでしょう。
しかし、この問題を避けるている限り労働環境を改善することはできません。
私ももっと発達障害者について理解し、現代の労働問題を考えていきたいと思います。