金城武が男の色気を魅せる「不夜城」は必見
昔の怪しい歌舞伎町を舞台にしたハードボイルド
この映画は約20年前の新宿歌舞伎町が舞台になっています。
近年は歌舞伎町も変わってきていますが、この当時は多国籍な人種と暴力を感じさせる怪しい場所でした。
この怪しい町の雰囲気を上手くストーリーに絡ませ、最後まで緊張感と不穏な空気が漂い続けます。
この空気が登場人物のハードボイルドな存在感が、観る人の気持ちは高揚させられます。
中国マフィアの独特の存在感
主人公は日本人と台湾のハーフという設定で、この設定と同じ生い立ちの金城武が主演をしています。
日本人の暴力団よりも冷酷な雰囲気があり、マフィアの怖さとしたたかさが伝わってきます。
悪くて魅力的な金城武
当時24歳の金城武が野心的でしたたかなマフィアを演じています。
悪人だけどカリスマ的な強さとクールな色気を持った彼の存在感が、ハードボイルドな世界観のストーリーのなかで独特の魅力を醸し出しています。
彼を利用しようとするマフィアや裏切るかもしれない仲間とのやりとりで、苦しみながらも野心的に生きようとするタフな演技は本当に素晴らしいです。
また、したたかな女性との恋愛は愛と裏切りの駆け引きが絶妙で、最後までこの恋愛関係の結末を予想することができません。
まとめ
脇役も椎名桔平や谷原章介といった個性的な俳優が、中国人マフィアの世界という難しい設定を気持ちのこもった演技で盛り上げています。
歌舞伎町という特殊な街の設定を上手くいかした、日本ならではのハードボイルドの名作映画を是非チェックしてください。