傑作「レナードの朝」を観て生きることの意味を考える
実話をもとにした衝撃的なストーリー
この作品は、神経病の患者が昏睡した状態から奇跡的に回復したという実話をもとに作られています。
その過程を、医師と患者との交流を通して生きることの意味を問いかけた素晴らしい傑作です。
医学の進歩と人間の尊厳
医学の進歩によって昏睡状態で生かされている患者が現代には多くいます。
しかし、一部では尊厳死という考え方もあり昏睡患者を安楽死させる国もあります。
医学だけでなく、宗教観や倫理観によってこの作品の設定に疑問を持つ人がいるかもしれません。
しかし人間の命は限りあるもので生きている限りは、回復を信じたいという気持ちは理屈を超えているのでしょう。
この映画では医学的な進歩と人間の尊厳をいう難しいテーマを、誠実に真正面から向き合っている奥の深い作品です。
大物俳優による歴史的な共演
ロバート・デ・ニーロ、故ロビン・ウィリアムズという大物がこの作品で歴史的な共演を果たしています。
天才俳優のロバート・デ・ニーロが昏睡状態から目覚めた患者という難しい役を、見事に演じこの作品のテーマである人間の尊厳を表現しています。
ロビン・ウィリアムズは人間嫌いの医師という役柄で、患者と誠実に接していることで人間と関わることの素晴らしさを伝えてくれます。
この2人のベテラン俳優ならではの繊細な演技が、人生の重みを描くこの作品にリアリティーをあたえ生きることの素晴らしさが静かな感動を呼びます。
まとめ
病人を通して人生の重みを描く映画はいくつかあり、この映画も実話をもとに脚色しているようです。
しかし、その人間の尊厳と生きることの素晴らしさという本質を美しく感動的に描くこの作品は間違いなく傑作です。
少し古い映画ですが、素晴らしいストーリーを一流の俳優が演じている名作なので是非観てください。