子供の貧困率上昇!貧困問題は適切に語られているのか?
貧困の実態
近年、日本も貧困が社会問題になっています。
もちろん発展途上国や経済破綻した国などと比較すれば、収入も生活水準も上回ってはいるのですが、国内の相対的貧困率が高まっています。
貧困状態を周囲に打ち明けたり、他人の家庭の経済状況を詮索することは、非常に繊細な問題であり普段は話題にすることが少ないようです。
マスメディアの報道などでデータ的に貧困が社会問題になっていることは分かりますが、適切に語らる機会はとても少ない状況です。
社会的な問題
具体的な問題として、子供の相対的貧困率は上昇していることにあります。
子供の養育・教育にはある程度のコストがかかるため、家庭の経済状況で受けられる教育が変わります。
また、いじめや非行なども貧困が原因となる場合も多く、この問題はもっと広く認識されるべきでしょう。
自己責任なのか?
こういった問題を行政が取り組むことは当然ですが、現実的には財源などの問題もあり十分な支援ができていません。
また貧困に対して自己責任として考える人もいて、社会全体で貧困解決に取り組み意識が低いようです。
貧困が自己責任とする考えも間違えではありませんが、貧困問題による社会的な損失を考慮すると自業自得として切り捨てるのは適切ではないでしょう。
犯罪率との関連性
短絡的に貧困問題と犯罪率を関連付けることは、差別的な考えになりそうですが、ある程度の相関性を表すデータはあります。
少なくとも、資本主義社会での弱者である貧困層による犯罪が、金銭問題に起因することが多いことは認識されています。
これらの犯罪を減らすためには、貧困を解決することが一つの対策になることは確かでしょう。
president.jp貧困の悪循環 - Wikipedia
まとめ
現在は貧困問題が深刻化しています。
貧困であることを恥ずかしいと思ったり、差別につながるという心配もありますが、この問題をもっと普段から語ることが必要になっているように感じます。
貧困が子供の将来の可能性を狭めたり、治安を悪化させることがないように真剣にこの問題を向き合っていくべきでしょう。