清水富美加がもう忘れられた理由
清水富美加の出家騒動
2月12日、清水富美加が芸能界を引退して幸福の科学へ出家すると公表され大きな話題になりました。
新興宗教への出家という特殊な理由での引退ということで、さまざまな憶測と周囲の反応をワイドショーでは連日報道されていました。
しかし、まだ一か月くらいしか経過していませんが既に彼女の話題はワイドショーでは触れられず、彼女の出演した映画の公開されたことも大きな話題にはなっていません。
視聴者もこの話題をすっかり忘れて関心をなくしている人がほとんどですが、なぜこんなに早く風化したのか考えてみました。
身内の騒動だった
新興宗教への出家ということで、洗脳され本人の意思に反して引退するのではないかとも当初は推測されました。
しかし、彼女の両親とも幸福の科学の信者であり本人が出家を希望しており、実際は事務所との契約上のトラブルという芸能界では珍しくない理由というのが真相でした。
彼女の所属する事務所は以前も能年玲奈という女優との契約トラブルでも話題になっており、今回の騒動も事務所とのトラブルという認識に変わりました。
ワイドショーでは芸能事務所を批判することはほとんど出来ないのでこの騒動を深く追求しなくなりました。
実績の少ない若手女優
事務所にとっては時間とお金をかけて売り出した女優の引退は大きな痛手となりますが、一般の視聴者にとってはNHKの朝ドラ以外には馴染みの薄い新人女優に過ぎなかったようです。
長いキャリアがあり世間の認知度が高い女優と異なり喪失感が感じられず、この騒動で彼女を認識した人も多かったようです。
結局は事務所トラブルと本の宣伝だった
2月12日の引退報道のあと、2月17日に今回の引退に関する「告白本」が本人の出家名義で発売されました。
この時点までは彼女に同情的な視聴者も、この引退騒動が本を売るための売名行為と認識し、芸能人(または幸福の科学)のしたたかさに呆れてしまったようです。
結局は芸能事務所に利用されていた女優が、宗教団体の広告塔として利用されているような印象を与えてしまいました。
まとめ
彼女も芸能界とマスメディアに消費されてあっという間に忘れ去られて、ワイドショーでは森友学園騒動などの別の話題を消費しようとしています。
ワイドショーをなどの報道は芸能界独特のルールに支配されていて、視聴者はないがしろにされています。
不都合な情報を隠し身内をかばいあう体質の芸能界とマスメディアは時代遅れとなりつつあり、まだ影響力があるうちに自浄努力と意識改革をすることが必要でしょう。