トランプ大統領に対してヒトラーを引き合いに出してはいけない
トランプ大統領への批判がひどい
先日アメリカの大統領にトランプ氏が就任しましたが、批判がスゴイですね。
馬鹿だとか差別主義者だとか色々と言われています。
彼は特定の国を口撃したり、特定の人種の入国制限をしたりして、非難されやすいわかりやすい行動をしています。
しかし、彼の人格を否定するような批判も多く、なかにはヒトラーを引き合いに出しているものもあります。
トランプ大統領の過激な発言に対して、ヒトラー的だという批判をすることはヒトラーおよびナチスに対する認識不足でしょう。
ヒトラーとは
ヒトラーを引き合いに出す場合、彼が独裁者であったということを意味することが多い。
安倍首相も一部マスコミでヒトラーを暗に想起させるような報道をされていますが、この独裁者的であるという意味を込めて批判されています。
ヒトラーとナチスの最大の問題点はホロコーストと呼ばれるユダヤ人の大量虐殺を行ったことです。
ホロコーストの恐ろしさ
罪のないユダヤ人を強制収容所に監禁し、最終的に集団で虐殺することをヒトラー率いるナチスが行いました。
アンネの日記という、実際にホロコーストの時代を体験した日記があります。
ナチスの迫害を逃れるため隠れ家で生活した時期のことが記録されていますが、彼女は15歳で強制収容所で亡くなっています。
普通の生活をしていた日々が一転し、ナチスの恐怖におびえ、最後は強制収容所で亡くなってしまうのは本当に痛ましいことです。
ホロコーストを描いた映画
これはイタリアでのホロコーストを描いた映画ですが、幸せな家族がユダヤ人というだけで強制収容所に送られてしまいます。
悲惨な状況でも、強く生きる人間の素晴らしさを描いた映画なのですが、とても悲しい映画でもあります。
トランプ大統領は絶対悪ではない
アメリカ国内でも半数近くに人が支持しているように、絶対的な悪い存在ではありません。
確かに誤解を招く言動が目立っていますが、それは彼に限ったことではなく、各国の政治家も程度の差があれ同様な問題を起こしています。
ヒトラーと比較されるよう暴力的な行為を肯定しているわけでもなく、ましてや虐殺や空爆などの指示は現時点では発令されていません。
まとめ
私はトランプ大統領を支持しているわけではありませんが、彼の発言や現時点の行動だけでヒトラーを引き合いに出すのは適切ではありません。
批判するなら具体的な問題点を指摘し、可能ならば代案を提案することが最も建設的な対応です。
彼を否定するためにヒトラーを引き合いに出して人格攻撃をすることは、感情的で無為な対応でしかありません。
色々な情報が氾濫していますが、冷静に自分で考えてトランプ政権を見ていく必要があるのでしょう。