ユナイテッド航空事件は日本人旅行者にも起こるのか?
罪のない人が警察に暴行される異常な光景
4月9日に起こったユナイテッド航空の「強制乗客引きずり下ろし」事件が話題になっています。
航空会社の都合でオーバーブッキングとなったため、選ばれた乗客を警察が強引に引きずりおろされた動画がインターネット経由で世界中に発信されました。
飛行機から降りることを拒否したとはいえ、暴行といえるような行為で乗客を引きずりおろすことは異常としかいえません。
また、ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEOがこの行為を正当化するような発言をしたために株価の下落まで招く大きな騒動となったしまいました。
世界有数の規模の航空会社
このユナイテッド航空は世界でも規模の大きい航空会社で、日本からも世界中に多数の発着便を運航しています。
とくにアメリカ間のフライトにたくさんの日本人が利用しています。
国際線よりも国内線に多い
国際線は飛行機の大きさやシートクラスが複数あり、オーバーブッキングの発生頻度が低い傾向にあります。
そのため、日本人が海外に行く場合にオーバーブッキングの状況にあうことは少ないようです。
日本の航空会社では起こらない?
日本の国内線でこのような事態が発生する可能性を考えてみました。
実際には、日本の国際線でもオーバーブッキングはどの航空会社でも発生しています。
その場合には別便への振り替えに応じてくれる乗客を募り、現金かマイルで補償をしています。
オーバーブッキングが原因となる乗客とのトラブルの有無は、具体的な事例を耳にしたことはありませんが可能性は否定できません。
しかし、日本の警察や航空会社がユナイテッド航空で発生したような「強制的な乗客引きずりおろし」を実行するとは考えられません。
オーバーブッキングの対策
航空会社は、オーバーブッキングすることで空席数を減らして、航空券の値段を下げています。
そのため大多数の利用者にとっては非常にメリットのある仕組みといえます。
また、対象者が満足できる補償制度を航空会社が提供することでトラブルが少なくなっているようです。
まとめ
オーバーブッキングという仕組み自体は、利用者にとっても有益な仕組みなのでオーバーブッキングに直面する可能性は常にあります。
しかし、今回の事件のような暴行を受けることは非常に珍しいことのようです。
ただし、海外旅行では日本の感覚が通用しないこともあるので、心配な場合は航空会社をよく調べてから利用することも検討してください。